痛みの少ない治療

当院では患者様の負担にならないような麻酔方法、器具を使いできる限り痛くないようにリラックスして治療を受けていただけるように心がけております。

表面麻酔

  • ジンジカインゲル
  • 患者さん特に小さなお子さんでは麻酔の注射針が苦手な方も多いと思います。そういう方には注射針を刺入する前に表面麻酔のゼリーを歯ぐきの表面に塗布し、これにより刺入時の痛みをできるだけ軽減します。ゼリーを塗るだけですので痛みはありませんが麻酔による痛みの原因は針の刺入時だけではなく、麻酔液の圧力によるものと考えられます。つまりその圧力をできるだけコントロールし痛みを軽減させることができる器具に自動麻酔注入器があります。

自動麻酔注入器と麻酔液の保温

  • 医療機器
  • 電動の麻酔注射器は、コンピューター管理された圧力で麻酔液をゆっくりと注入するため、できる限り痛みを軽減しながら麻酔液を注入できます。注入速度も数段階に変えることができ、注射部位によって最も痛みの少ない速度で一定に注入できます。また冷たい麻酔液をすぐに使ってしまうと、体温との温度差で痛みを感じてしまうことがあります。そのような事にならないよう、事前にこのカートリッジウォーマーで麻酔液を温めておき、人肌の温度に近づけることで痛みを軽減します。

歯を削らない最新虫歯治療

カリソルブ(Carisolv ™)
スウェーデンで開発された、虫歯治療技術カリソルブ治療は、健康な歯質をほとんど削らない虫歯治療です。スウェーデンといえばキシリトールでも有名な歯科予防先進国です。スウェーデンで1998年に認可され、現在ではヨーロッパをはじめ、世界各国で一般的な治療として普及してきています。日本では2007年に厚生労働省に認可された治療方法として注目を集めています。

カリソルブの特徴と治療法

  • カリソルブ
  • 患者さん特に小さなお子さんでは麻酔の注射針が苦手な方も多いと思います。そういう方には注射針を刺入する前に表面麻酔のゼリーを歯ぐきの表面に塗布し、これにより刺入時の痛みをできるだけ軽減します。ゼリーを塗るだけですので痛みはありませんが麻酔による痛みの原因は針の刺入時だけではなく、麻酔液の圧力によるものと考えられます。つまりその圧力をできるだけコントロールし痛みを軽減させることができる器具に自動麻酔注入器があります。

カリソルブを使用した治療の
メリット・デメリット

メリット

  • 基本的には歯科用ドリルを用いないので麻酔を必要とせず痛みも極めて少ない
  • 虫歯だけを取り除くので健康歯質をできるだけ残すことが可能
  • 歯科用ドリルの嫌な音や振動に過度の恐怖心を持ち、治療が困難なお子様
  • 妊娠中で歯科用麻酔を用いることに抵抗のある方
  • 歯科訪問先で寝たきりの為、歯の切削が困難な方

デメリット

  • すべての虫歯に適応できるわけではなく比較的小さい虫歯のみ適応となる
  • 保険外診療であるため治療費が高額になってしまう
  • 歯科用ドリルを用いた場合と比べ治療時間が長い
  • カリソルブを使用したが虫歯が予想以上に深く治療方法を変更せざるをえないこともある

歯周病治療と予防歯科

歯周病(歯槽膿漏)とは

歯周病とは、歯を失う一番の原因とされている病気で、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。成人の80%以上が罹患していると言われています。歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします。虫歯のように痛みなどはあまりなく、知らない間に進行し歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなります。その後歯を支える骨が溶けて歯が揺れるようになり、最後は歯が抜け落ちるか歯科医院で抜歯をしないといけなくなります。

歯周病の原因と症状の進行

歯周病の主な原因は歯磨きなどをしないでいると、歯の表面にネバネバした白いものが作られますが、これをプラーク(歯垢)といいお口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。これは細菌の塊で、歯垢1ミリグラムには、細菌が10億個もいるといわれています。これが石灰化して歯石となり歯に付着して、歯磨きをしても取れないくらい硬くなります。この歯石が歯周病菌の格好の住み家となり歯周病を進行させる毒素を出し続けます。その結果歯肉に炎症を起こし、最終的には歯を支えている骨まで溶かしてしまいます。
歯周病の初期では歯肉が腫れるなどの軽い症状ですが痛みなどの症状で気付いた時には、歯を支えている骨が溶けて歯がぐらぐらするなど、手遅れになってしまうことが多いのです。

  • きれいな歯
     

  • 歯垢の
    ついた歯

  • 歯周病
    (中等度)

  • 歯周病
    (重度)

  • 歯の喪失
     

  • 歯周病の主な症状

    • 歯肉が腫れている
    • 歯磨き時に歯肉からすぐに出血する
    • 歯肉から膿が出る
    • 口から嫌な臭いがする
    • 歯がぐらぐらする
  • 歯周病を進行させる要因

    • 歯お口の清掃不良
    • 歯並び
    • 悪いかみ合わせ
    • 不適合な歯の修復物
    • 不規則な生活
    • 喫煙
    • ストレス
    • 女性の思春期、妊娠中、 更年期
    • 口呼吸
    • 糖尿病
    • など

歯周病治療の流れ

  • STEP01

    診査

    歯垢・歯石の有無、歯肉の状態、患者さまが気になる点を、歯科医師・歯科衛生士がチェックいたします。
    必要に応じてレントゲン撮影にて歯と歯槽骨の状態を確認させていただきます。

  • STEP02

    説明

    デジタル写真を使い、ご自身では確認しにくいお口の中の状態や歯周病についてのお話をいたします。

  • STEP03

    プランニング

    診査でのデータをもとに、患者さまにあった治療の計画を作成いたします。

  • STEP04

    治療

    専用器具を用いた歯石の除去
    PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)
    口腔内指導、食事指導を含めた全身指導など、必要に応じた回数で治療を行います。

  • メンテナンス

    PMTCは毎日の歯磨きで落ちない歯の汚れや色素などを専用機器を用いて専門家が綺麗にクリーニングすることを言います。
    歯の表面を滑沢にすることで、汚れが再度付着することも防ぎます。毎日歯磨きをしているのに、なぜ虫歯や歯周病になってしまうのでしょうか。お風呂場をイメージしてみてください。毎日お掃除していても、水垢が付着したり、目地にカビが発生したりすることありませんか?
    お口の中も、毎日隅々まで汚れを完全にお掃除するのは、大変な時間と労力、そして技術を必要とします。そこで、毎日の歯磨きだけではなく、定期的にPMTCを受けていただくと、虫歯になる確率をぐっと抑えることができ、歯周病の発症と進行を抑制できます。

この様な方にオススメです

歯周病の治療が終わっている方

PMTCは歯石など取ることができないので、治療などですでに歯石を取り除いてあることが前提となります。

歯の修復物をできるだけ長持ちさせたいと考えている方

ブリッジやインプラントなどの歯のない部分や自分では磨きにくいところまでケアしてほしい。

治療ではなく歯磨きのお手伝いをしてほしい方

特に虫歯があるわけでも、歯肉炎があるわけでもないが、口の中をすっきりさせたい。

義歯(入れ歯)

  • 義歯(入れ歯)
  • 本当に良い入れ歯というものは、身体の一部のように感じることができ、人生を前向きにしてくれるものだと考えています。当院では、複数の歯科医師、専属の歯科技工士、衛生士、アシスタントと共にチーム一丸となって入れ歯製作に取り組んでおります。
    患者様がより良い快適な生活を送れるように、入れ歯が単なる道具ではなく人生のパートナーであり続けられるようにサポートしていきたいと考えております。

義歯治療の流れ

  • STEP01

    初診

    初診時に現在のお口の状況を診させていただき、現在使われている入れ歯の問題点を確認していきます。またお口のお悩みや入れ歯を作るにあたってのご希望などを聞き取りさせていただき、どのような入れ歯を製作していくのが適切かを検討していきます。もし、現在ご使用の入れ歯に不具合がある場合には応急的な処置を行います。

  • STEP02

    治療方針

    カウンセリングの内容をもとに、考えられる治療方法をいくつか提案させていただき、入れ歯の種類やそれぞれの長所短所・製作期間・費用などをご説明させていただきます。特に、自由診療の場合は製作期間が長くなり、金額のご負担も大きくなりますので、じっくり話し合い説明と同意のうえで製作に取りかからせていただきます。

  • STEP03

    大まかな型取り

    治療方法が決まったら、大まかなお口の型取りを行います。この型取りで歯の形やあごの形などがわかる型が作成され、この型をもとに診断して患者様お一人おひとりの口に合わせた型枠を作成します。

  • STEP04

    精密な型取り

    大まかな型取りより得た型枠で精密な歯型をとります。精密な型取りは、ぴったり合う入れ歯を製作する上で最も大切な工程です。場合によっては、複数回になります。

  • STEP05

    噛み合わせの採取

    最適な咬み合わせの位置と高さを決定します。咬み合わせの良さは、よく咬める入れ歯をつくる上で大変重要なポイントです。

  • STEP06

    入れ歯の試着

    この時点で完成にほぼ近い状態である入れ歯の試し入れを行い、蝋でできた歯肉部分に人口の歯を並べて患者様に最適な歯並び・噛み合わせになっているかの確認作業を行います。

  • STEP07

    入れ歯の完成

    できあがった入れ歯を調整し、患者様のお口に合わせていきます。入れ歯のお手入れの仕方、お口のケアについても説明させていただきます。

  • STEP08

    調整

    この時点では新しい入れ歯はまだお口に馴染んでいないことが多いので、実際にご使用いただくなかで出てきた問題点や追加のご要望などをお伺いし、快適に使える「自分だけの入れ歯」に仕上げていくための最終調整を行っていきます。何か気になる事がございましたら、無理や我慢をなさらずにすぐにご相談下さい。

  • STEP09

    定期健診

    入れ歯を検討されている方は、保険診療か自由診療のどちらが良いかを悩まれている方も多いかと思います。以下2つの診療で製作した入れ歯の違いをご説明いたします。
    保険診療は、健康保険など保険が適用される診療のことで、患者様の負担金額は費用の0~3割となり金額が安く早く治療が終わるというメリットがある一方で決められた方法、材料など制約の中で作る必要があり、治療方法の選択肢が狭められその結果患者様にとって最良の治療法で製作する事が難しいというデメリットがあります。一方、自由診療は保険適用外のため費用は高くなってしまいますが保険診療のような制約がないため、患者さん一人ひとりのご要望に合わせてご満足のいくところまで機能を追求することができる診療となります。

保険診療と自由診療の入れ歯の違い

入れ歯を検討されている方は、保険診療か自由診療のどちらが良いかを悩まれている方も多いかと思います。以下2つの診療で製作した入れ歯の違いをご説明いたします。
保険診療は、健康保険など保険が適用される診療のことで、患者様の負担金額は費用の0~3割となり金額が安く早く治療が終わるというメリットがある一方で決められた方法、材料など制約の中で作る必要があり、治療方法の選択肢が狭められその結果患者様にとって最良の治療法で製作する事が難しいというデメリットがあります。一方、自由診療は保険適用外のため費用は高くなってしまいますが保険診療のような制約がないため、患者さん一人ひとりのご要望に合わせてご満足のいくところまで機能を追求することができる診療となります。

比較項目 保険診療での入れ歯 自由診療での入れ歯
医療費負担 0~3割負担 全額負担
製作期間 1ヶ月前後 2ヶ月強~3ヶ月程度
入れ歯の強さ 弱い 強い
口の違和感 大きい 少ない(食べやすい、発音しやすい)
歯の素材 レジン(プラスチック) セラミックス(陶歯)
ブレードティース
メタルティースなど
歯の色・形 少ない 多い(自然な色合いや形にできる)
入れ歯の素材 プラスチック コバルトクロム
ゴールド
チタン
白金加金 など
部分入れ歯の
固定装置
クラスプデンチャー
(金属のバネあり)
クラスプ(金属のバネ)なしも可能
アタッチメントデンチャー
コーヌステレスコープ など

以下1つでも当てはまるところがあれば一度ご相談ください。

  • 入れ歯が痛い。
  • 入れ歯が落ちる。
  • 入れ歯ががたつく。
  • 入れ歯の金属部分が気になる。入れ歯だと人に知られたくない。
  • 入れ歯の厚みが気になる。
  • 歯肉との間に食べカスがたまりやすい。